【完全版】仕事と資格勉強を両立させるコツ

記事のポイント
  • 仕事と勉強の両立には、自分のペースに合わせて計画を柔軟に変えることが大切
  • 仕事中と勉強時間をはっきり分けて、集中できるようにする
  • カフェで勉強したり、朝晩の時間を使ったりと、自分に合った方法を見つける
  • 初心者は1日30分から、上級者は2~3時間以上と、無理のない範囲で始める
  • 1日のスケジュールを書き出して、空き時間を確認し、その一部を勉強時間にする
  • やりたいことを目標に決め、わかりやすい教材を選ぶ
  • 毎日の勉強内容を書き留めると、やる気が続き、進み具合が把握できる
  • 簡単すぎず難しすぎない教材を選び、体調に合わせて内容を変える
  • 十分に休息をとり、体調管理をしっかりする
  • 目標を目に付くところに書いて意識し、目標に関係ない作業は控える

仕事と資格勉強を両立出来たら、キャリアアップや転職など選択肢が広がります。
具体的には、新卒では就職できなかった会社で中途採用で働くことが現実になるかもしれませんし、ずっと興味があった職種でキャリアを構築することができるかもしれません。ワクワクしませんか?

この記事では、日々を楽しみながらも仕事と勉強を2020年から両立させてきた著者が、仕事と資格勉強を両立させるためのコツを紹介します。

仕事と資格勉強の両立に成功している人の特徴

①自分の状況に合わせてその都度計画を柔軟に調整できる
ざっくりと月単位や週単位の計画は設定しているが、杓子定規ではなく、その日一日の勉強時間や内容は、その日使える時間や体調に合わせて決めている。仕事が忙しい日は短めに、時間がある日は多めに勉強するなど、メリハリをつけることで全く勉強しない日をなくしている。

②仕事と資格勉強のメリハリをつけている
仕事の悩みや考えごとがあっても仕事が終わったらいったん脇に置いて、勉強に取り組めている。仕事の時間と資格勉強の時間を完全に切り替えることで忙しくても最大限時間を活用し、うまく両立させている。

③資格勉強が続かなくても三日坊主を許せる
モチベーションは常に一定ではないことを理解しており、数日勉強が続かなくても自分を責めることなく、中断したところから再開できる。

仕事と資格勉強の両立に成功している人の事例

🙍Aさん(計2時間半):家族との時間も大切にしながら、資格取得に向けての努力
AさんはIT系の仕事をしながら法律系の難関資格に挑戦しています。子供さんもおられるようです。仕事が始まる前、8時にカフェに寄ってモーニングコーヒーを飲みながらみっちり1時間ほど勉強し、仕事が終わった後にもカフェに寄って18時半から20時まで勉強をされています。
👧Bさん(計3時間):忙しい事務職と英語・会計の勉強を両立
事務職をしながら英語と会計の勉強をしています。残業が多く仕事量が多いようです。ですが、朝の時間をうまく活用して勉強をしていて、朝7時から出勤までの2時間と夜寝る前の1時間を勉強時間にしています。
👦Cさん(計4時間):朝型生活で趣味と英語学習を両立
趣味と勉強を両立させるスタイルで英語の勉強をされています。朝型で、朝は5時頃起きて趣味を楽しんだ後、6時から8時まで約2、3時間勉強。仕事が終わってからも2時間くらい勉強をしているようです。
こうして並べてみると、いろんな勉強スタイルがありますね。「みんなちがって、みんないい」というのは金子みすゞさんの言葉ですが、資格勉強のスタイルもまさに「みんなちがって、みんないい」ものだと私は思います。

一日に確保する勉強時間の目安

資格勉強にどれくらいの時間を確保すればいいのか知りたい方もおられると思います。目安は次のような感じです。
難しい資格ほど必要な勉強時間も長くなる傾向がありますし、人によって勉強の速さは違うので適切な勉強時間は一概に言えないのですが、最初のうちは少ない時間からはじめることをおすすめします。

勉強時間を確保するための見積もり方法

そういうわけで勉強する時間を捻出する必要があるのですが、いつ、どれくらい勉強していくのかを考えるためにも、「自分がどれくらいの時間を実際、勉強にあてることができるか」についてよく検討する必要があります。
勉強できる時間を見積もるには、一日のスケジュールを書き出してみるとよいです。例えば、10時出社19時退社の一般的なサラリーマンの方の場合は、以下のような感じになるかもしれません。
上記のスケジュールで一日を過ごしている方の場合、例えば、通勤中や自由時間は勉強時間にあてられるかもしれません。また休日は比較的余裕のある時間が多いと思います。私も土日は休暇を楽しみつつもうまく勉強に活用しています。
初心者の方の場合、挫折しないような計画を立てることが大切ですので、さきほどの目安を参考にしつつ、一日あたり30分くらいではじめるのがおすすめです。
画像をクリックで拡大します。
理論上はスキマ時間のすべてを勉強に使えるものの、実際は体力や集中力などの兼ね合いもありますし、勉強を挫折させないためには趣味やリラックスして過ごす時間も必要だからです。
30分なら無理なく普段の生活に新しい習慣としての勉強を取り入れることができるため、初心者の方でも挫折がしにくくおすすめです。それで慣れてきたら少しずつ伸ばしていけばよいのです。

これから勉強スケジュールを作ろうと考えている方は、よかったら、私が作った勉強タイムスケジュール作成ツールを使ってみてくださいね。

やる気が持てる目標を決め、自分に合った教材を手に入れる

仕事と資格勉強を両立させるうえ重要なのは、モチベーションを保ち、勉強を継続することだと思います。継続する上では、自分に合う目標をを選ぶこと、自分に合った教材を手に入れることが重要です。
まずは自分に合う目標を決めることについて考えてみましょう。
なんとなく選ぶと勉強が苦痛になってしまうかもしれません。時間をかけてゆっくり選びましょう。
どの試験に挑戦するかで勉強する内容が大きく変わります。選び方のイメージとしては下記のような感じです。
次に、どの資格の勉強に取り組むかが決まったら、テキストと問題集を書店で教材を購入してください。タブレットを持っている方は電子書籍でも構わないです。

その日やった勉強内容を記録する

頭の中だけで管理しようとすると、上手く思い出せなかったり、時間を空けた時にそもそも何をやっていたかを思い出せなくなります。しかし、勉強した後、取り組んだ勉強内容をこまめに記録することで、中断と再開を円滑に行えるようになり、無理なく勉強を毎日続けられるようになりました。
私の場合は、X(Twitter)に書いています。勉強日記というほどしっかりしたものではありませんが、2020年頃から「使った教材」や「進めたページ数」を記録しています。新しい分野に挑戦しては三日坊主になって挫折することを繰り返していたのですが、書くようになってから三日坊主が克服出来ました。
勉強した内容の具体的な記録の仕方としては、次のような感じです。
という書き方や
という書き方です。
実際の投稿はこんな感じです。
こうやって記録していくと、何気なくX(Twitter)を開くだけで何をどこまで勉強したかが分かるので、便利です。
①モチベーションが維持できる
勉強日記を書くことで、自分がどれだけ頑張っているかを可視化できます。日々の成果を振り返ることで、過去に難しかったことが今ではスムーズにできるようになったことに気付くことがあります。成長を実感できることで、モチベーションも高まりますね。
②自分のペースや実力を客観的に把握できる
勉強の記録をつけることで、自分のペースや実力を客観的に把握できます。後で振り返ってみると、その時点で何を学んでいたのかが明確になります。また、自分の進捗を客観的に評価できるため、合格のためにやらないといけないことがどれくらいのペース感で進んでいるかが分かります。
③勉強仲間ができる
X(Twitter)で毎日の進捗を共有することで、自然に同じように勉強に取り組んでいる仲間ができます。勉強している人が周囲にいるのといないのでは、モチベーションの続きやすさは大違いです。単純にサボり防止にもなりますし、それに勉強を頑張っている人を見ると、自分もやろうかなという気分になってきます。

無理なく勉強を始められる難易度設計をしよう

勉強をするときには、自分にぴったりの教材を選ぶことや、無理しない勉強メニューにすることが大事です。簡単すぎたり、難しすぎたりしないようにすることを意識して難易度を設計しましょう。
自分のレベルの教材を選び、無理しない勉強メニューにすると挫折しにくく、効果的に学習が進められます。

疲れ具合にあった勉強メニューを考える

疲れ具合に合わせた勉強メニューを考えることも大切です。疲れている日は、軽い内容を選び、体調が良い日は集中して学習できるようにします。具体的には次のような感じでやっています。

疲れている日のメニュー
①すでに学んだ内容の復習
負荷は少ないので比較的疲れずに済むメニューです。ですが、学んだことを振り返ることは、記憶を定着させるのに役立ちます。疲れている日でもできる勉強というところでは、ちょうどよいメニューです。
②初心者向けテキストの確認
基本的な知識を再確認することで、基盤を固めます。試験に出るレベルの問題や応用的な問題を理解するのにも役立ちます。
③学習範囲を狭くした学習
学習範囲を絞って勉強すると、内容を理解するのに必要な知識が絞られるので、疲れている日でもこなしやすいです。興味があるところを深堀してもいいですし、うろ覚えのところを確認しても構いません。探索するつもりで勉強してみましょう。
体調が良い日のメニュー
①知識が少なく難しく感じる分野を学ぶ
体調が良い日は、新しい分野に挑戦してみましょう。少し難しく感じるかもしれませんが、知らないテーマに取り組むと、伸び幅も大きいです。難しいぶん、得られる経験値が多いです。
②問題集を使っての演習
問題を読んだり解いたりすることで苦手な部分が浮き彫りになります。負荷が大きく疲れる勉強メニューではありますが、勉強すればするだけ試験の点数が上がる勉強メニューです。体調が良い日に積極的に演習を行いましょう。
③理解できなかった問題への再挑戦
理解できなかった問題に再度取り組むことで、正確な知識を得ることができます。点数の底上げも期待できます。理解できなかった問題というところで、難しさはお墨付きですが、体調がいいときこそしっかりと取り組んでいきたいところです。

疲れないように体調を管理する

休息は学習効率を高めるためにも必要です。私は疲れてしまわないように体調管理を徹底しています。それは疲れを溜めてしまうと、翌日の仕事や資格勉強のパフォーマンスが落ちてしまうからです。実際、疲れているといつもと同じ時間に半分くらいしか勉強が進まないことに気付くことがあります。

目標を見えるようにする

目標を視覚化することで、目標を見失わずに済みますし、合格に結びつかないズレた勉強をせずに済みます。
私の場合はX(Twitter)のプロフィール欄に目標を書き出すことで、X(Twitter)のサイトを訪れるたびに目標を目にしています。

やらないことを決める

やらないことを決めることは、やることを決めること以上に重要です。
目標達成に直結することに焦点を当て、それ以外をやらないことで勉強に丁寧に取り組むことができます。
例えば、
・仕事の時間以外は仕事のことを考えない・やらない
・残業が多すぎる場合は転職する
・趣味にかける時間が多すぎる場合は減らす
・過去問であまり出題されないマニアックな分野に時間を割くのをやめる
などが効果的でしょう。
仕事と資格勉強の両立を目指す場合、勉強時間を確保するために、趣味の時間を控えめにする必要があります。もし趣味をやるなら、時間を区切ってメリハリをつけて楽しみましょう。

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空井 翔(そらいかける)
空井 翔(そらいかける)

資格勉強

2020年頃から通勤時間で勉強し始め、資格取得を通じて自分のスキルを磨き続けています。最初は30分から無理なく始めて、今では通勤電車やカフェで平日3時間半、タフに勉強しています。
独学の難しさややりがいを実感してきたからこそ、同じように勉強している人たちをサポートしたいと考えています。

ちなみに今は応用情報技術者試験とTOEICの勉強をしています。一緒に勉強してくれる方は、空井翔(そらい)のXアカウントをフォローしていただければ幸いです。あまり絡みませんが気が合いそうなら投稿を見に行きます。

合格・取得済みの資格

基本情報技術者試験、ウェブ解析士、博物館学芸員

私の経歴

1994年、岡山生まれ。東京在住。学生時代には美術大学でゲームやウェブサイトのデザインを専攻し、同時に博物館学芸員課程も修了しました。卒業後は都内のゲーム会社で働いたあと、長年にわたりメーカー企業等で商品の企画設計や開発、ウェブサイトの運営に携わってきました。

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