【もう挫折しない!】社会人のためのTOEIC勉強法

TOEICを勉強するメリット

1. スコア制だから自分のペースで勉強できる
TOEICは合格や不合格がない試験です。スコアをもとに自分の実力が見えるので、仕事が忙しいときでも、無理せず自分のペースで勉強を続けられます。たとえば、通勤時間や休憩時間に少しずつ勉強しても、少しずつスコアが上がっていくのが分かるので、モチベーションが続きやすいです。

2. 転職や昇進に役立つ
TOEICは多くの企業で評価されている試験です。英語を使わない仕事でも、スコアが高いと「英語ができる人」として評価され、昇進や転職の際に有利になります。たとえば、また、外資系企業や海外との取引がある会社に転職する場合、TOEICのスコアを持っていることで、書類選考や面接でもアピールしやすくなります。

3. 短時間でも勉強が積み重ねられる
社会人は忙しくてまとまった勉強時間を確保するのが難しいこともありますが、TOEICの勉強は短い時間でも効果的です。通勤中にリスニングを聞いたり、休憩時間に単語を覚えたり、1日少しの勉強でも成果が出ます。忙しい毎日の中でもコツコツ積み重ねることで、結果につながりやすいのがTOEICの良いところです。

4. 仕事以外でも役立つ英語力が身につく
TOEICの勉強を通じて、仕事で英語を使わない人でも、英語のニュースや海外の情報にアクセスできるようになります。たとえば、海外のニュースサイトや専門的な記事を読んで、新しい知識を得ることができます。これにより、最新の情報を取り入れたり、広い視野を持つことができるようになります。

独学でTOEICの勉強に取り組んだきっかけと勉強の方針

学生時代、英語は苦手な教科でした。特にリスニングや長文読解が難しく、リスニングの試験の最中に寝たこともあります。それくらいテストの成績もあまりよくなかったです。でも、大人になってから基本情報技術者試験に合格したことで自信がつき、もう一度英語を勉強し直したいと思うようになりました。そこで、まずは、中学校レベルの基礎からやり直し、1~3年かけて徐々にステップアップする計画を立てました。

勉強のやり方と工夫

1.単語→文法→問題集の順で進める
まず単語の意味を覚えることに集中しました。「金のフレーズ」という単語帳を使って、単語を日本語に訳すことを優先して学びました。発音はその後に取り組む形で進めました。そして、文法は単語の学習と同時に進め、中学英語レベルの参考書を使い、初歩の初歩から文法の基礎を固めました。

2.リスニングに重点を置く
問題集の精読も大事にしましたが、特にPART3やPART4のリスニングに力を入れて取り組みました。一冊の問題集を繰り返し解き、その英文を何度も聴くことで、聴き取り能力を強化しました。最初はスクリプトを見ながらリスニング練習をし、慣れてきたらスクリプトなしで集中して聴く練習をしました。

3.勉強時間にこだわらない
ネットでよく見かける「◯◯時間勉強すれば◯◯点取れる」といった情報にはあまりこだわらないようにしました。自分のペースで進めることを大事にし、勉強時間よりも「どれだけ理解できたか」や「どれだけ続けられるか」に重きを置きました。

4.続けることを最優先に
勉強中に焦りを感じることもありましたが、「まずはやめずに続けること」を一番の目標にしました。最初から大きな目標を立てると、達成できなかったときに挫折しやすいので、無理のない小さな目標をクリアしていくことを意識しました。たとえば、「今日は単語を10個覚える」「模試の一部だけ解く」といった形で、小さな成功体験を積み重ねていきました。

5.試行錯誤しながら計画を調整
最初はリスニングに集中しすぎて、リーディングの力が伸びないと感じることもありました。そのため、勉強のスケジュールを見直し、リスニングとリーディングを交互に強化するようにやり方を調整しました。

各パートを解くのに必要なスキル

PART1
・動作の状態を表す時制の表現や日常的に目にするものの名詞を覚える
PART2
・5W1Hの何が聞かれているのかを意識する
・聴こえる単語に似たものではなく意味を理解して選ぶ
PART3
・英語の会話表現を覚える
・設問を先読みするために、パターンを知っておく
・言い換え表現を覚える
・会話の流れを掴む
・会話の型を知る
PART4
・基本的にはPART3と同じ
PART5
・スピーディーに英文を文法解析できるようにする
・中学~高校レベルの英文法項目を理解しておく
PART6
・基本的にはPART5の長い版と思えばいい
PART7
・様々なタイプの長い文章を知る。単語の拾い読みを練習する

独学でTOEICの勉強に取り組むメリット・デメリット

メリット
・お金の節約になる
・自分のペースで進められる
・先生に他者と比べての評価をされないのでブレない
デメリット
・自分で何が必要か考える必要がある
・自分に合った教材を選ばないと遠回りしてしまう
・無理しすぎていないかを管理する必要がある

使用した問題集や参考書について

単語帳
・単語帳は金フレがよいです。TOEIC的な単語を多数収録してあり応用が利きやすいです
問題集
・たくさんの問題集を解くより、持っている一冊の問題集を徹底的に繰り返すのが良いかなと思いました。タブレットで勉強できる『究極の模試』はおすすめです。
その他
・暇なときはNHK英語ニュースを読んでおくと文法的な感覚やビジネス周辺の語彙が身につきます。
・中学英文法やTOEIC対策の教材で、英文法の学習も並行して進めるのもよいと思います。基礎的な文法知識がつけば、訳を読まなくても自分で文法的に解析して意味を理解できるようになるのでおすすめです。

英単語の学び方について


・単語は覚えるというより馴染ませながら自分のものにしていく
・英単語を見ながら音声を聴いて、発音を結びつける
・発音については日々自分の思い込みを補正する
・飽きてきたら着眼点を変えて継続する
・疲れている日は終わらせることだけを考えて終わらせる

問題集での学び方について


リーディング
・文法は、『イングリッシュ・モンスター式 中学・高校で習った英語の基本を5時間でやり直す本』で基礎を固めた後、『文法特急』を読み、それから問題集の問題に取り組みました。

リスニング
・原稿を読む→音声を聴くことに徹していました。
・「PART3」や「PART4」の一文ずつをビジネス敬語集の例文と捉えて学んでいくことを意識しました。言葉だと思うと、単語の連なりから血の通った言葉に見えてくるのが不思議でした。

全パート共通
・最初は10問ずつ。次第にペースを上げていきました。仕事が忙しくても40問くらい毎日勉強しました。
・分からない、読めない、聴けないことを当たり前のこととしてとらえて、0から学ぶつもりで取り組んでいました。
・知らない単語は必ず調べ、読みにくい英文は文法を解析しました。
・ワンセット分を1000問ずつ繰り返すことで知識としての定着を図りました。
1000問目のツイート:


2000問目のツイート:


3000問目のツイート:

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空井 翔(そらいかける)
空井 翔(そらいかける)

資格勉強

2020年頃から通勤時間で勉強し始め、資格取得を通じて自分のスキルを磨き続けています。最初は30分から無理なく始めて、今では通勤電車やカフェで平日3時間半、タフに勉強しています。
独学の難しさややりがいを実感してきたからこそ、同じように勉強している人たちをサポートしたいと考えています。

ちなみに今は応用情報技術者試験とTOEICの勉強をしています。一緒に勉強してくれる方は、空井翔(そらい)のXアカウントをフォローしていただければ幸いです。あまり絡みませんが気が合いそうなら投稿を見に行きます。

合格・取得済みの資格

基本情報技術者試験、ウェブ解析士、博物館学芸員

私の経歴

1994年、岡山生まれ。東京在住。学生時代には美術大学でゲームやウェブサイトのデザインを専攻し、同時に博物館学芸員課程も修了しました。卒業後は都内のゲーム会社で働いたあと、長年にわたりメーカー企業等で商品の企画設計や開発、ウェブサイトの運営に携わってきました。

2件のコメント

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